「ぐっとかみしめてごらん マ〜マのあたたかい心が お口の中にしみと〜るよぉ〜♪」
と聞いて「あ、パルナス!の歌やろ?」と僕と同世代の関西人なら十中八九答えてくれる超有名CMソングがあったんですよ。
今から30年程前でしょうか?子供の頃、日曜の午前中、アニメ番組の途中に流れていたそのCMは、ものがなし〜いメロディーをBGMに白黒だかカラーだかフィルムが痛んで色落ちしてるだけなのか、ちょっと怖い赤ん坊のアップとかロシアの宮殿の切り絵とか、なんしか強烈な記憶を関西の子供達に植え付けました。
パルナスは不二屋やタカラブネのような関西ローカルのお菓子チェーン店で、CMもやはり関西ローカルで流れていたようです。
そのCMで「ロシアはおとぎの国」「パルナスはモスコワ(モスクワ)の味」という事はわかったものの、京都にはあまり出店してなかったようで子供の頃は全く食べた事が無かったんです。パルナスの味は知らないままでした。
「いつか立派な大人になってパルナスでモスコワの味を堪能してやる」
子供心にそう誓ったものの、時は経ちいつしか子供の頃の想いもパルナスCMの記憶と共に薄れていった訳です。
が、何の因果か急にパルナスのCMを思い出し、いや、急に思い出す事がちょくちょくあるほど、強烈なCMだったのですが、
そうなるともう、いてもたってもいられなくなりネットで情報をかき集めてみると多くのファンサイトを発見し、やはりあのCMを鮮烈に覚えてる人がホンマ多いってのがわかりました。なんか嬉しいなあ〜(^.^)
が、しかしパルナスは2000年に営業終了しているという衝撃の事実に突き当たりました。
「ええ〜、食べられへんの?モスコワの味? もう二度と??? ほんまに?」
もう数年早くパルナスを調べておれば、モスコワの味を大人買いで堪能しつくせたのに。。。。2000年、、もう6年も経過している。
ああ日々を無駄に過ごしてもうた、なんぼでもパルナスに行く余裕はあったのに。。出来る事なら時をもどしたい。
僕がどれだけ落胆したか想像出来るでしょうか? 自分のドジさを呪いましたよ。マジで。
が、捨てる神あれば拾う神あり、パルナスの社長の弟さんの「モンパルナス」という店が尼崎にあり、そこでピロシキを食べられるという情報を発見しました。
いてもたってもいられねえ。さっそく尼崎へ行って参りました。
阪神尼崎駅の改札を出、左に曲がるとすぐにその店はありました。お店は駅舎のテナントでした。


うん、間違い無い、確かにモンパルナスと書いてある。

入ってみると右手にパン、正面のウィンドウに洋菓子が、まさにあのCM通りの品揃え。ここが夢に見たパルナスか!!(実際は全く別の店だがそう思いこみたかった)
うう、感動です。
ウィンドウの奥に調理場があり、まさに今、夢に見たピロシキが製造されてます。ううたまらん。
出来たて熱々を食べないなあ〜。せっかくなら。
店の3分の2は喫茶スペースとなってて、ご夫人のグループやら、地元のおっちゃんが一人で新聞広げながらコーヒー飲んでたりと地域密着型のお店という感じがしました。 まあ阪神尼崎という観光地でも何でも無い土地柄では当たり前なんでしょうそうけど。
お店のお姉さんに「ピロシキはここで食べられますか?」と尋ねたら「はいどうぞ」と言われましたので着席しました。

ピロシキ二つとアイスコーヒーを頼みました。すぐに出てきました。

朝食を食べずに来たので腹ぺこぺこです。うう、もうガマンならん。頂きます〜
外側はサクサク、生地はモチモチ、上手に揚がってます。
中身の具は

卵、ミンチ、タマネギ、、他にもなんか入ってるかも。これをコショーでシンプルにうまく味付けしてあります。
ん、うまい。遠いとこ来た甲斐があった(^.^)
ネットで調べた限りでは、パルナスオリジナルのピロシキとは別物と断言してるサイトもあったのですが、オリジナルを知らない僕には夢に見た味そのままでした。
土産に20個ほど持ち帰り、翌日、翌々日と4つ僕の胃袋に納まりました。
へ?ダイエットですか。
そんな事言うてた時もありましたねえ〜(遠い目)
→美味しいピロシキ、パン/モンパルナスHP
→パルナス非公式ページ
→パルナス思い出の館
→大阪読売新聞 ピロシキ VS 豚まん